心優しい織り人 のこと

Indiaへの旅。
main purposeであるJ&K訪問。




そもそもの始まりはカシミアの織りもとを訪ねることでした。

日本で手に入るのは中国製のカシミアが多いのですが、インド、カシミール地方のカシミアの魅力を知り、ビジネスを始めた私はどうしてもその製造元であるカシミールの職人を訪ねたいという気持ちになったのです。



小さなつてをたどって、どうにか訪ねることが叶い、あとは治安の様子を見守るだけ、となった時は、どうか無事行けますように〜と、毎日願いながら過ごしました。



そして、訪ねた織り職人はとても心やさしい実直なおじさんでした。


道具はすべて代々つかっているものでとてもシンプルです。
壊れたら自分で修理して大事に使っていました。



彼は英語を話せないので、今回わたしたちを泊めて下さったインド人に通訳をお願いし、いろいろとお話を聞く事ができ本当に良い経験になりました。




イスラム教徒の彼は金曜以外は日の出から日没までずっとひとりもくもくとショールを織り続けます。

彼は何十年もこの仕事を続けていますが、彼の子供達には都市で英語の教育を受け、将来はエンジニアなどの職を選ぶという話を聞きました。

この仕事はもう自分で最後だと言っていて、他の織りもとでも同じような状況であることを聞きました。
後継者不足が深刻な問題になっているようです。








日本から離れたカシミールの地で、彼らが心を込めて丁寧に織ったショールをわたしは手にしてるんだな〜と思うととても温かい幸せな気持ちになりました。










The main purpose of journey to India was to visit J & K area.
I visited some weaver's house in Kashmir.

That weaver was very gentle and scrupulous.
He weaves shawls from sunrise to sunset, except on Fridays.
He is a Muslim.
I heard he has continued this work for many decades, but his children have chosen other occupation.

I also heard that the situation is similar among other craftsmen also.
The lack of successors seems to be a serious problem.




jita

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