相棒のこと

わたしは大学の時に、金属工芸をしていました。

金属工芸は、技法でわけて「鍛金」「彫金」「鋳金」とあるのですが、当時、わたしは鍛金技法を用いてよく作品を制作していました。
そうしてモノをつくっていく中で、錺や細かい細工を作る技術をもっと勉強したいと思い、その後、大学院で彫金に進み勉強しました。

ジュエリーとは？と夢中でその答えを追いかけながら作り続けてきた気がします。

そんなわたしの相棒はこの彫金机です。（とっても散らかっています！）

厚い天板の下には、両袖タイプで引き出しがあり、やすりがけした金属の粉を受ける引き出しも有ります。
わたしのものはアンティークで、実際に彫金職人さんが使っていた中古を譲り受けたものです。
当時のわたしの済んでいた家には、この机が大きすぎて玄関から入らず、泣く泣く机の足を切って短くし、どうにか家に入れたという思い出があります。

これからも相棒としてわたしの制作を見守り続けて欲しいと思っています。

I have majored in metal crafting.
When I was a student, I used to make some objects: copper pots, small sculpture, and jewellery.
So I decided to specialize in goldsmithing.
So, that became the job of a lifetime for me.

I'll introduce my buddy to everyone.
It's my work desk.
When I started making jewellery, I bought it from a goldsmith who had retired from the job.
It was not easy for me to find a working desk.
I had been looking for a desk that suited my budget and purposes for almost six months.
When I found this one, I was very happy.

It's a dependable buddy, and also my treasure.
I'll cherish this work desk all my life.

jita